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ご挨拶

ご挨拶

代表理事 近藤誠一

コロナという制約の中、日本和文化グランプリはスタートし、いよいよ3回目のサイクルに入ります。
この間、和文化への関心がじわじわと広がっていることを感じます。
物質的豊かさや効率性を良しとする文明の流(liu)れが制(zhi)御(yu)できないほど加速し、自(zi)(zi)然と人間性の双方に深(shen)刻なダメージを与(yu)えていることがひしひしと感じられているのでしょう。異常気象、パンデミック、排除の思想の広がりと社会の分断はその代表例です。政治(zhi)や経(jing)済の世界(jie)では自(zi)(zi)由な競(jing)争(zheng)が行き過ぎて、ひとを見たら「敵か味(wei)方か」という目(mu)で見る構図(tu)になりつつあります。この抗いがたい流(liu)れの中で自(zi)(zi)己の存在意義への不安(an)が頭(tou)をよぎるのでしょう。

ここで力をもつのが文化芸術です。
他との違いは敵愾心ではなく好奇心を生み、排除より共感の念を生みます。中でも日本人が大事にしてきた文化は、自然への畏敬の念、他への思いやりをその中心に置きます。それが美術工藝、音楽から地域の祭りに至る広い分野でしっかりと根付いています。
茶碗であれ、着物(wu)であれ、伝統(tong)文化が生んだものが、日常生活の中(zhong)で心を「ほっと」させてくれるのはこのためです。競争心を、権力や富(fu)の増大(da)でなく、日本の伝統(tong)的精神の理解、表(biao)現、継承(cheng)に向けることは素晴らしいことではないでしょうか。それが「グランプリ」の狙いです。

本プロジェクトが求める「伝(yun)統(tong)的な和文化」とは何なのかを論じることは容易ではありません。しかし過去の審査の過程で浮き上(shang)がってきたいくつかのキーコンセプトを、エッセイ「伝(yun)統(tong)文化とは何か」などに記しました。御(yu)笑(xiao)覧下さい。

掲載記事・コラム
(株)美術年鑑社 新美術新聞 「新美術時評」 2022年8月21日号
(株)美術年鑑社 新美術新聞 「新美術時評」 2021年11月1日号
(株)美術年鑑社 新美術新聞 「新美術時評」 2020年11月1日号

 

副代表理事 重松理

第2回日本和文化グランプリの受賞作品作家が決定いたしました。
引き続くコロナ禍、又、年初からの大変な国際情勢の中、今回も多くの興味ある作品の応募がありました。
この応募作品の中から、今回も厳正かつ慎重に8名の審査員が審査し、第2回目のグランプリ、準グランプリ、優秀賞が選出されました。
今回も本グランプリに関わりました関係者の皆様には深(shen)く御礼申し上げます。

第3回日本和文化グランプリの応募がまもなく始まります。
大変に目まぐるしく変化する世界、日本にとっても、非常に重要なこの時期にも、社会における文化の必要性が一層増して必要になってくると理解しています。
引き続き第3回も、日本の高い技術、美意識、精神性が溢れる多くの作品を心より期待しています。
関係者の皆様には、引き続きこの活動にご支援賜りますよう、お願い申し上げます。

 

副代表理事 吉田 誠男

我が国の経済は長いデフレ状態が続き、他の先進国に比べGDPもそして国民の収入も思うようには伸びてはいません。
私たちも長い閉塞感(gan)にすっかりと慣れてしまい、このままでは少子(zi)化と相俟(si)って日本はゆっくりと衰退して行く、そのような現状にも見えます。過(guo)去(qu)日本の経済を牽引してきた自動車、電子(zi)機器(qi)、造船などの工業(ye)も他国との競争に苛まれ、お家芸と思われたデジタル技術も他国に先行を許(xu)しています。

しかし我が国には他国には決して真似できない特異な伝統文化が息づいています。
江戸時代市井から生まれた浮世絵は西欧の美術に大きな影響を与え、明治の開国後には古来よりあった漆芸、陶芸は我が国の輸出に大きく貢献しました。最近亡くなられた森英恵さんは、わずか数坪のアトリエから日本の伝統を加味した様々なデザインを織り込んだ作品を次々に発表し、やがて欧米に大きな影響を与えた世界的なデザイナ-になりました。
私たちの日本和文化プロジェクトの目的はもう一度日本の伝統・工芸に目を向け、我が国の新時代を拓く世界的なアーティストを創出させようとするものです。
是(shi)非私たちの目的(de)にご理解を頂き、様々なご協(xie)力を頂けるよう、お願い申(shen)し上げます。